発売されるやいなや多くのスニーカーファンを唸らせたTOWER BOX(タワーボックス)。
スニーカーの用途に特化した画期的商品の使い勝手や魅力とともに、コレクターで知られる上田歩武のストーリーを振り返る。

— まずは、スニーカーに興味を持ったきっかけを教えてください。

僕いま38歳なんですけど、きっかけは14歳とか中学生ぐらいからバスケブームがあって、『SLAM DUNK』が始まってドリームチームがあって。『Boon』とかが創刊してバッシュが流行り、Air Max 95が流行りっていう感じで、自然と周りがスニーカーで溢れてくのに僕はただ飛び込んだっていうか。僕はサッカーをやったんですよ。サッカー部やったんですけど、サッカースパイクってホント試合とか練習しか履けなくて。隣のバスケ部見たらバッシュ履いてて、しかもそれが普段も履ける。「めっちゃかっこいいな」って思って。僕はサッカー部のくせに本屋に行ったら『月刊バスケットボール』とかひたすら読んで「これ欲しいなぁ」って思ってた時期が中学生とかですね。そっから「スニーカーってなんなんだ」って思ってファッション誌読んだら501XXがあって「すごいジーパンだ、100万もする!」みたいな。で「このジーパンにこのローテクのシューズを合わせたらかっこいいなぁ」とかっていう流れでハマっていきました。

— スニーカーを中心にそこから派生するさまざまなものに興味を持った感じですね。

そうですね、はい。
ファッション、スポーツ、カルチャー、音楽とか。僕はほんとNirvarnaのカート・コバーンのことを雑誌でしか知らなかったんですよ。音楽を聴いたことなかったんですけど、雑誌に載ってるカート・コバーンがすごいかっこよくて「なんだこれ」って思って。で、ようやく CDラジカセを自分の部屋に置けるようになって。で、僕出身が滋賀県なんですけど、輸入版のCDが売ってるとこがあるんで、そこで何かNirvarnaのライブCDみたいなの買って「何これめっちゃうるさいやん」とか「ヘコむなぁ」とか思ってましたね。

— で、現在スニーカーのコレクションはどのくらいあるんですか?

僕は今100足くらいですけど、持ってる人たちの中から比べたら少ない方だと思います。

— 日々コレクションは増えていきますよね。

僕出身は滋賀県で、大阪に10年住んで東京が8年目なんですけど、やっぱり引っ越しをするんですよ。吉本の芸人ってそのつど後輩に服や靴をあげたりとかが多くて、僕も結構先輩からもらったとかあるんで。そうやって調整したりとかしていました。

— 家の中に置ける数限度がありますからね。

限度ありますね。僕つい最近引っ越したんですけど、前の時は狭いワンルーム住んでたんで、靴を置いて僕が出て行かなきゃあかんのかと思うくらい靴で溢れてましたね(笑)。

— 価値のあるスニーカーを多数所有しているんですか?

僕そんな持ってないんですよ、レギュラーものばっかりで。価値のあるものってそんなに持てないですね。

— ではやっぱり履いてこそスニーカーっていう感じですか?

そうですね。僕そんな熱狂的なコレクターじゃなくて…。でもまぁ正直手に入らないっていうのもあります。もうそんな無理ですよ、あんな抽選とか当たらないですもん…(笑)。本当は人気のある靴にふらっと行って出会ったらもう最高なんですけど、いまはそういうわけにもいかなくて。例えば「2週目に出る靴のためにお金貯めてて、でも1周目(の靴)も欲しいなぁ、でも1週目に当たらへん…あっこれは2週目(の靴を)買えってことかなぁと思っても2週目が当たらない。お金残ったからスニーカー買いに行こう」ってなりますから(笑)。ほんとなんかなかなかねぇ、欲しいと思っても買えないし、オークションサイトで定価の倍以上するの買ったことありますし。

— 主にスニーカーの情報ってどうやって手に入れてるんですか?

いまはもうInstagramじゃないですか。あらゆるショップとあらゆるスニーカーブロガーみたいな人のTwitterとかSNSも全部フォローして…でももう最近疲れました。情報に追われまくった上に(新作が)欲しくもなりますしね。でも「好き」ってもう言っちゃってますし、知っとかなあかんみたいな(笑)。脅されてる感じもするんですよ、でもまあ知っとくっていうのは楽しいんで。

— では上田さんの思い出の1足とはどういうものでしょうか?

僕はadidasのSuperstarですね。なぜかと言うと、それは中学生の時に買ったんですけど、白に水色ラインのヤツで。やっぱ中高って校則で白いスニーカーじゃないとダメだったので、その中でどんだけオシャレをするかみたいな。だから鞄と靴やったんですよね、オシャレアピールできるポイントが。で、Superstarを買ったんですけど、当時の『Boon』に載ってるフランスメイドのSuperstarはソールが黄ばんでたり、シェルトゥーが黄ばんでたりしてて。だけど僕のは全然黄ばみがなくて嫌やなぁと思ってたんですよ。そこで上田少年は何を思いついたか、それを履いてサッカーをするっていう…サッカー部やったんでそれを履いてサッカーしたら汚れるんやなぁと思ってサッカーしてたんですよ。ほんなら別に洗ったらすぐ(汚れは)取れるし、サッカーは上手くもならんし、何も得ない時間を過ごしましたね(笑)。だからSuperstarはすごく思い出に残ってますね。

— いま注目しているスニーカーは?

最近よく履くのはHoka One Oneなんでけど。Hoka One Oneはランニングシューズなんですけど、底が太い食パンみたいなくらい分厚くてめっちゃ歩きやすいんですよ。履いた瞬間すこし前傾姿勢になるような感じで、楽だなぁというか気持ちいいなぁって思うんですよ。

— 履き心地とデザインだったらどっちが重要でしょうか?

前までデザインやったと思います。我慢してでも履くみたいな。それこそバッシュとかも履いてましたし。いまちょっと年とともに「履き心地って大事やなぁ」とかもっとスニーカーをより深く知るようになって「履き心地のためにこんだけ頑張ってるんだ」とかっていうのを知るのも楽しいですし、実際履いてみて「あっ、ここにはこれが合うんだな」っていうのを思ったりしています。(昔は)ほんとファッションでしか考えてなかったんで、内面も見るようになりました。女の子で例えると「料理もできる」みたいな(笑)。顔はそないやけど挨拶ちゃんとできるとか(笑)。何かそういう風に見えてきたんかなぁと思います。

— スニーカーは嵩張ると思うんですが、自宅ではどのように保管されているんですか?

よく履くのは家の下駄箱に入れて、それ以外は箱とTOWER BOXに入れて収納しています。

— 高く積んで下の箱が潰れてきたり倒れてきたりとかは?

今んとこはないですね、5列くらい箱をガーッと積んで壁に並べて、その間にテレビを置いてますね。

— ではこのTOWER BOXを始めて見たときの印象は?

ついにこういうのやってくれたなぁっていう感じですね。みんな苦労してたんですよ。で、箱を捨てる人はクリアボックスみたいなのが売ってるじゃないですか? あれで入れたりとか…でもあれって普通のクリアボックスって(底にかけて)ちょっと斜めになってるんですよ。それがなんか横に並べたときに変な隙間空くなぁ…とか。これはほんとそういう人にとっては夢の収納ボックスだと思いますね 。

— 実際使ってみてどうでしたか?

アリですね。アリですねって言うかもう最高です。

— 収納のスタイル変化みたいなのはありましたか?

やっぱ(中身が)見えるのはいいですね。僕結構ズボラで、靴箱に同じ靴を入れてるかっていうとそうじゃないんですよ。もう1軍だなっていうヤツをばーっと(下駄箱に)入れる。空いた箱にいまは履かないってヤツを入れるんで、ちょっとこうバラバラに…ほんと神経衰弱(笑)みたいな感じになっちゃうんで、これがあるとやっぱり中身がすぐわかるんでいいですね。

— じゃぁもう箱も処分できるっていう感じですね。

そうですね。ただ箱を処分するのかいま迷ってまして。箱は箱で置いてるんですよ。どうしようかスゲーいま自問自答しています。

— TOWER BOXには靴箱ごと入れたりとかもできますよね。

そうですよね。できるんで、それはまぁ迷ってるところですね、いま。

— TOWER BOXは横に並べたり縦に積み上げたり自由に組み合わせができるんですが、どう使っていきたいですか?

僕はやっぱりブランドごとに分けたりとかシリーズごとに分けれたらめっちゃかっこよく見えるんかなぁと思うんですけど、そんな持ってないんで(笑)。まぁバラバラにはなると思うんですけど、そういう分け方とかしたら部屋もかっこよくなるんかなぁって思います。だからもっと欲しいすね、全足分ぐらい。

— では100個ぐらいケースが欲しいですね。

そんぐらいあればいいと思うんですけど、そうなったら「いや待てよ、そのお金でスニーカー買えるぞー」とか思うじゃないですか(笑)。

— 今度はTOWER BOXを買うかスニーカーを買うかで迷いますね。

そうなんですよ。どっちかで迷うんですよね、ハイ。

— ちなみにスニーカー以外にもTOWER BOXに入れてみたいなと思うものはありますか?

僕それで言うと、雑誌とかも好きなんで雑誌入れたりとか。あとスニーカー関係で言うとクリーナーとか入れれるじゃないですか? だからそういうのはいいなぁと思いますね。あと、スニーカー買った時に替え紐とかついてくるじゃないですか? そんなんをまとめて入れれたらまたいいなと思います。

グッドウォーキン 上田歩武


公式Instagram – www.instagram.com/uedaayumu/
滋賀県出身。1980年11月12日生まれ。20歳で大阪NSCに入学。コンビ、ピン、経て2010年に上京。2015年同期の良平とグッドウォーキン結成。スニーカーを始めファッションや刺繍などさまざまなジャンルで深い造詣を持っている。


11月28日~12月4日まで原宿のBONUMにて刺繍のオーダー受注会を開催中。


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