収納に悩むコレクターの琴線に触れるディテールの数々でスニーカーヘッズに衝撃を与えた革新的な収納ボックス、TOWER BOX。
発売されるやいなや即完売が続いた注目商品の誕生秘話などを聞きに、上田歩武(グッドウォーキン)がTOWERBOX JAPANを訪問しCEOのENCHI氏に話を聞いた。
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TOWER BOX
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上田歩武 : はじめまして…じゃないですもんね。
ENCHI : そうですね。
上田歩武 : なにかしらお会いしてますもんね。今回はそんな雑談の延長でお願いします(笑)。
ENCHI : お願いします。
上田歩武 : では、TOWERBOXっていつからですか?
ENCHI : ちょうど半年くらい前ですね。実際には7~8ヵ月くらい前。
上田歩武 : そっから「ちょっとやってみよっか」ってなったんですか?
ENCHI : その2年くらい前から「こういうボックスがつくりたいな」というのはあって。みんなスニーカー好きじゃないですか? で、スニーカーを家で収納しててもいい並べ方がなくて。(箱から)外に出したら埃かぶったり靴も劣化したり汚れていくから、なんかええボックスないかなって。市販されてるものもスニーカーの形にあったようなものが無かったから。
上田歩武 : 確かにそうですね、ハイカットが入らないとか。女性用の靴は入ってもメンズの…例えばConverseは入ってもAir Force 1は入らないとか。
ENCHI : そうです。
上田歩武 : で、研究に研究を重ねてこれができた…。
ENCHI : そう、「これやったらもう自分たちで作ったほうがええんちゃうか」ってことで。ちょうど日本以外でもアメリカとかアジア、ヨーロッパにスニーカーが好きな仲間がいて。タイにPintっていう人がいるんですけど、その子も靴が好きやから「ほなもうボックス作ろうや」って始めたっていう感じなんですよ。
上田歩武 : へぇ~すごいなぁ。ちなみに僕も使ってるんですけど、TOWERBOXの特徴をわかりやすく教えてください。
ENCHI : 特徴的には見せるボックスとして、いかに透明感をどの角度からでも出せるような作りということです。
上田歩武 : 中に何が入ってるかわかりますもんね。
ENCHI : そうですね。あとはやっぱりどんだけ上に積めるのかっていうのもこだわりました。
上田歩武 : えっ、どんだけ積めるんですか?
ENCHI : 20段までは強度テストしています。20段でおよそ3.6mです。
上田歩武 : まじですか。でも20段積んだら一番上取れないですもんね。
ENCHI : 取れないです(笑)。言うたらマンションの2階くらいまでいっちゃうから。
上田歩武 : すごいなぁ。
ENCHI : まあ大体普通の家だったら天井は高くても2mくらいですね。
上田歩武 : 空気穴とかも…。
ENCHI : 空気穴もボックスの下のところに通気できるように。密封してしまうと湿気とかに負けてしまうので。
上田歩武 : そうですよね。日本なんて特に湿気多いから。加水分解早いって言いますもんね、日本は。
ENCHI : なので、底の部分に4箇所穴を開けています。
上田歩武 : なるほど、あと靴箱も一緒に入れてしまえるっていうのもいいですよね。
ENCHI : そうですね。それも大きさを研究して、31cmのシューズの箱までは入れることができます。リミテッドモデルとかコラボシューズとかでイレギュラーに箱が大きいものには対応できないんですけど。
上田歩武 : (Air Jordanの)Count Down Packとかは2段でしたもんね(笑)。
ENCHI : そういうのは入らないんですけど。靴のサイズで言うと31cmまで。Air Jordan 1の31cmまでは入れることができます。
上田歩武 : 縦でも横向きでも?
ENCHI : そうです。そのように設計したので。
上田歩武 : たしかにまぁなんでもない箱だったら「捨てちゃおかな」って思いますけど、やっぱりアートワーク的なものだったら箱も一緒に残せると便利ですもんね。
ENCHI : どうしても靴好きな人だったら並べながら酒とかだったり飲めるじゃないですか(笑)。靴を見ながら。
上田歩武 : わかります。
ENCHI : だからヒールの部分だけ見えるボックスって多かったんですけど、横の部分からでも並べた時見えるようにしました。
上田歩武 : ちなみにこのTOWERBOXのメンテナンス方法とかもあるんですか?
ENCHI : メンテナンスっていうのはそこまでないんですけど、一応傷がつきにくいようなコーティング加工をしています。あとUVカットも20%してるので。やっぱUVカットをしてなかったら日光が当たったときに変色したりとかするので、そこは改良を重ねて。
上田歩武 : まぁでも言うたらTOWERBOXをガシガシ洗ってもいいってことですよね。
ENCHI : ガシガシ洗ってもスポンジとかであれば問題ないです。
上田歩武 : 下駄箱を洗う感覚で洗っても大丈夫?
ENCHI : そうですね。作る最初の目的としては、日本人特有の“下駄箱”っていうのが外国にはなかったから、それをイメージしながら作っていうのもあったんですよね。
上田歩武 : なるほど。僕もね、いま5~6列くらいあるんですけど。いままで僕も箱で並べてたんで「そんないるかな?」って感じやったんですよ。TOWER BOXって千円~二千円で買えるもんじゃないじゃないですか? だけど使ったらめちゃくちゃ良くて…足りん!!(笑)
ENCHI : 6個1セットで積んだり揃えたり、並べて収納できるんで。
上田歩武 : これはもう足らないです。欲しなりますね。1列買ってしまったらもう…ほんと薬と一緒ですよ。スニーカーも欲しなってTOWERBOXも欲しなるっていう…いやぁわかりますわ~。
ENCHI : 一般的なスニーカー好きでも20~30足持ってるって人も多いから、TOWERBOXをうまく使ってもらいたいです。
上田歩武 : ちなみに、ひとつだけ空く場合とかあるじゃないですか? 例えば6個1セットを5セット買って30足分収納できるけど靴は28足しかない。そこでふたつ空くって場合、例えばどういう使い方がありますか?
ENCHI : ふたつ空くときだったら、そこにディスプレイ用に特別なシューズの箱を入れるとか。シューズボックスってことを謳ってはいるんですけど、収納ボックスなので、例えばTシャツを入れたりとかキャップを入れたりとか小物を入れたりっていう使い方もあります。
上田歩武 : NEW ERAのキャップも入る高さですもんね。
ENCHI : はい。それ以外にも、お子さんとかいるところだったら子供のおもちゃいれたりおむつ入れたりとか。そういうボックスとしても使用できます。
上田歩武 : 僕一番困るんが、スニーカー入れるじゃないですか? なら替え紐ついてくるじゃないですか? その替え紐をまとめて僕はTOWERBOXに入れてるんですよ。あと防水スプレーとか。僕はそういう使い方してますね。
ENCHI : 多目的に使えればっていう目的でつくったので。
上田歩武 : あっ、そういえば聞こうと思ったことあった。めちゃくちゃ人気なんでしょ? これ。
ENCHI : おかげさまで(笑)。即完で、いまはもう在庫がない状態です。生産が追いついてないんです。
上田歩武 : そこはもう謝るしかない状態ですか? 「もうちょっと待って」って。
ENCHI : そこは申し訳ないっていう(笑)。
上田歩武 : これは想定内ですか?
ENCHI : 想定外ですね。まあある程度想定はしていたんですけど、結局想定より販売数が多かったので…だから想定外になるのかな。
上田歩武 : こんなにも…っていう感じですかね。これはいいところに目をつけたっていうか、スニーカー好き以外の人も普通にほしいですもんね。
ENCHI : そっちの方にも広まってくれたらすごいうれしいかなって。
上田歩武 : ちなみに裏ワザとか豆知識ってあるんですか? 裏ワザっって伊東家の食卓みたいな…(笑)。そんなのあるんですか?
ENCHI : 裏ワザかどうかわからないですけど、先程言ったように下駄箱って蓋を上に開けるようになっているじゃないですか? でもそれやったら面白く
ないので、蓋を下に開くようにしました。蓋を開けた状態で、蓋を底にして靴を前にひっぱり出してディスプレイしたりっていうのもできるかな。裏ワザかどうかはわからないけど(笑)。
上田歩武 : 僕ね、最初作ったとき、いうてもパッと見の記憶しかなかったんで、組み方を(天地)逆にしてたんですよ。上に蓋が開くようにならべてて。でもTOWERBOXのロゴが上にありますもんね。「あっ、逆や逆や」って思って。ロゴでわかりました、天地が逆だって。ところで海外の方の評判はどうなんですか?
ENCHI : やっぱりすごくいいですね。なので今はアジアを主体に売ってるんですけど、アメリカとヨーロッパの方も話が来てて。
上田歩武 : ますます(生産が)追いつかないじゃないですか?
ENCHI : 追いつかないんで、工場の方で生産ラインを2本増やしてもらっている状況です。
上田歩武 : 今後特別仕様なんかも考えているんですか?
ENCHI : そうですね。いろいろなメーカーさんやブランドさん、企業さんとコラボは準備してるので。
上田歩武 : はぁー、いいですね。また欲しなりますやん、こんな。
ENCHI : いくつかコラボが決まっているので、楽しみにしていただけると。
上田歩武 : でじゃ、最後に購入を希望している人や使っている人にメッセージをいただけたらと。
ENCHI : 「売り切れで買えない」っていう話をよく聞きます。すぐに買えるようにしていきたいので、ちょっとだけお時間をいただければ。来年あたりにはすぐに購入できるようになります。
上田歩武 : みなさんの手に渡るようになると…。
ENCHI : そうですね、はい。
上田歩武 : あとはコラボに期待ということですね。
ENCHI : そうですね、期待していてください。
公式Instagram – https://www.instagram.com/enchi13
公式Instagram – https://www.instagram.com/uedaayumu/
滋賀県出身。1980年11月12日生まれ。20歳で大阪NSCに入学。コンビ、ピン、経て2010年に上京。2015年同期の良平とグッドウォーキン結成。スニーカーを始めファッションや刺繍などさまざまなジャンルで深い造詣を持っている。
2018年12月10日(月)~15日(土) グッドウォーキン上田+ネゴシックス+CHANMEN “UNC洋品店” at 浅草ROX
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9,504円(税込) → 7,344円(税込)
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